加齢黄斑変性について
加齢黄斑変性とは
加齢により網膜(カメラでいうフィルム部分)の中心にある黄斑に障害がでて見たいものが見えにくくなる病気です。
黄斑とは網膜の中で直径2mmほどの小さな部分ですが、視力にかかわるもっとも重要な部分です。
細胞が萎縮して徐々に視力が低下する「萎縮型(いしゅくがた)」と もろい血管から出血などが起こり急速に進行する「滲出型(しんしゅつがた)」があります。
症状は
60歳代以上の高齢者に多い病気で、物がゆがんで見えたり、真ん中が黒く見えなくなったり、視力が低下します。
視野の真ん中が見えにくくなるため、見たいものが見えにくいという症状がおこります。
治療は
加齢黄斑変性について2000年頃までは治療法がありませんでしたが、近年様々な治療法がでてきました。
抗VEGF療法という治療が一般的です。そのほかにも新生血管への光凝固、光線力学療法(PDT)があります。
抗VEGF療法など
新生血管を鎮静化させる薬を硝子体内に注射する治療です。新生血管の成長やそこから漏れ出る血液中の水分を減らします。
抗VEGF薬による治療はいったん症状がよくなっても再発することがあります。気が付かないうちに視力低下が進んだり、視野障害を広げないためにも定期検査が重要です。
加齢黄斑変性の予防も大切で、禁煙や緑黄色野菜や魚中心の食事が勧められます。
ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、亜鉛などを含んだサプリメントの服用が加齢黄斑変性の予防に効果があると報告されています。
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